中古自動車を購入した場合の手続きはどうする?手続きの概要をご紹介しますこれからの時期、新社会人の方や学生の方が就職や進学などにより、車を購入する機会が増える季節です。
知人などからそれまで使用していた車を譲り受けるケースや近所の自動車販売店で購入する場合、最近ではインターネットを通じて個人間で売買するケースも増えています。

販売店で購入した場合は、そのお店で購入後の手続きまで一括して対応してくれることがほとんどだと思いますが、知人から譲り受けたり、インターネットを通じて個人間で売買した場合などは、ご自身で手続きを行う必要が生じてきます。

普段は、自動車販売店に任せているため、実際にご自身で手続きを行おうとすると、
「必要な手続きってなに?」
「必要書類が分からない」
と不安に感じる方が多いのではないでしょうか。

そのような方のために、ここでは中古車を購入した際の手続きの概要をご紹介いたします。

駐車場を確保する

車を購入しても、駐車スペースがなければ不法駐車になってしまいます。
駐車スペースの確保は必須ですので、車を購入する前までには、駐車スペースは確保しておきましょう。
なお、共同住宅にお住まいの場合は、管理している不動産屋や大家さんに、駐車場を借りれるかどうかを確認しておきましょう。

車庫証明手続き

自動車の保管場所を証明する書類をいわゆる「車庫証明」といい、正式名称を「自動車保管場所証明書」といいます。
自動車の保管場所(ガレージや駐車場)の所在地を管轄する警察署に必要な書類を提出し、保管場所の確認をしてもらうことで「車庫証明」が交付されます。

車庫証明手続きについて詳しくはこちらから

車の売買

同じ車種でも年式、コンディション、走行距離、事故歴の有無、価格などチェックすべき点はたくさんあります。
また、納車方法や売買時の手続きなど、売る側により対応が異なりますので、情報収集をしっかり行い、契約内容をきちんと確認しましょう。

納車・料金の支払い

友人や近くに住んでいる人との取引で、車両の引渡しと料金の受け取りが同時にできればいいのですが、インターネット経由の個人売買の場合、相手が遠方にいることも珍しくありません。
遠方にいる相手との取引であっても、できる限り直接会い、車両の引渡しと料金の受け取りは同時に行うことが賢明です。
どうしても直接会うことが難しい場合には、車両の引渡しは運送業者を利用し、お金は銀行経由で振り込む、などの対応となります。

「車の状態が売買契約時と異なる」
「必要書類が不足している」
などトラブルになりがちな部分ですので、細心の注意が必要です。

自賠責保険の名義変更手続き

自賠責保険は、車検のときにセットで加入することになっているので、次回の車検の時に名義変更すれば良いと思われがちではないでしょうか。
しかし、名義変更をしないまま事故を起こしてしまった場合に、連絡先などが異なることにより混乱を招く可能性がありますので、忘れずに自賠責保険の名義変更手続きも行っておきましょう。

任意保険への加入

納車日の前に、任意保険(自動車保険)に加入しておきましょう。

車の名義変更手続き

車の名義変更手続きは、車を購入または納車から15日以内に済ませる必要があります。
手続きを行う場所は、購入者の所在地を管轄する陸運支局です。
前の所有者と管轄が同じ区域の場合は書類上の手続きだけで済み、ナンバープレートを変更する必要はありませんが、管轄が変わる場合は、車を持ち込んでナンバープレートを変更する必要があります。

なお、名義変更を怠ると、後日、税金や保険などのトラブルを誘発する可能性があるため手続きは早めに済ませましょう。

自動車にかかる税金

車にかかる税金は、自動車税(軽自動車税)、自動車取得税、自動車重量税の3つあります。
すべての税金が毎年課税されるわけではありません。
毎年課税されるものと車を取得した時や車検を受けた時に課税されるものがあります。

自動車にかかる税金については、後日詳しくご紹介いたします。